2012年7月20日金曜日

The Huntington Library

The Huntington Library、名前からは図書館のように思えますが,ここは図書館もある大きな大きな美術館です。アメリカの鉄道王といわれた実業家、Henry Huntington の邸宅だった建物をはじめ、美術品、歴史的な書物、そして日本や中国、ドイツ、メキシコ?の庭園など、1日中見て歩いても飽きない美術館だ。

The Huntington Library はPasadena市の東南に位置し、私たちの家からはI-5からI-710を通って Alhambra、Huntington Dr を東に向かいSan Marino市へ行くと、びっくりするほど大きな邸宅がそこかしこに見える。その中でも特に豪華で大きい邸宅がこの図書館である。




邸宅の庭、といってもこの広さ。しかもこれはほんの一部だ。












 日本庭園。日本の文化、歴史、習慣などがダイジェストに集められ、この邸宅風にアレンジされてできている。いいとこ取りのようにも感じるし、多少違和感も感じるが、アメリカで特定の時代、特定の場所にこだわることの意味があるのだろうか?日本の歴史を生かしたこの邸宅の和風庭園、と言うことでいいのではないだろうか。私は実によくできていると思うし,Huntington氏の日本に対する造詣の深さにびっくりするほどである。氏の日本を愛する気持ちがひしひしと伝わってくる庭園だと思った。

同じく中国風庭園。私はまだ中国へ行ったことがないので、中国人にとってどのように興味がわくのか知りたいと思った。
美術館や植物園も大きいが,様々な植物を使ったガーデニングも面白い。
 この図書館,美術館に限らず、特別展以外はフラッシュを使わなければ写真撮影OKなんだそうだ。もっと早く知っていれば、撮りたい絵画,タペストリー、陶磁器、彫塑などたくさんあった。
ここアメリカでは、特別展示、レッスンなどのプライバシーに関わることでなければ閲覧者の迷惑にならない範囲で写真撮影が認められている。日本では絶対許されないが,その理由は何だろう。一つはそういう写真を撮りたいマニアが多すぎて、他の人の邪魔になること、そしてその次は、コピー技術の盛んな日本では勝手に撮影し,販売してしまう人がいるからではないだろうか。こう書くとマスコミはすぐ、それは教育の問題として,または警察や美術館はどんな対策を立てる必要があるか?とかすぐ他人,または公共機関に頼ろうとする。それでいいのだろうか。人間としてやっていけないことはやらない,そう親が教えることが一番最初にしなくてはいけないことなのではないのだろうか。


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