2012年8月4日土曜日

Sand Dunes & US-395 デスバレーの砂丘と国道395号線

2009年3月9日


朝、冷え込んでいたがロッジから歩いて砂丘まで行った。周りの山々がまだ目覚めていないのに砂丘だけが「おはよう」と言っているようでまぶしかった。砂丘は斜光がいいとは聞いていたが、なるほどその通りだ。

昨晩は風があまり強くなかったのか、前日に歩いた人の足跡もたくさん残っていたし、風紋もそれほど陰影は深くなかった。それは残念だが、それでも自然の作り出す美しさは堪能できた。ただ、ここの砂丘はそれほど大規模ではなく、あまり歩くとこれから砂丘を見に来る人たちが足跡だらけでがっかりしてしまうとかわいそうなので、私たちはそうそうに引き上げた。




Death Valley よさようなら。


ロッジからDeath Valley を後にしてCA-190をそのまま西に向かう。アップダウンが続く道だが、遠くまで見晴らしがきき、アメリカの道だなぁと思わせる。この時期こんな写真に「アメリカに来たんだ」と感激しきりだったが、そのうち様々なところへドライブするうち、「えー、まだあんな先まで続くのーっ!」と見慣れていく。



そのうち見慣れない樹木に出会う。「なんだ、この木は?」それほど高くもなくサボテンとも違う。面白い形に興味津々。調べたら名前は Joshua Tree という。ジョシュア ツリーは標高こそ3000フィート(約900メートル)以下だが涼しい場所に育つそうだ。学名はYucca brevifolia 。19世紀にこの木を発見したモルモン教徒が、Joshua が天に手をさしのべて祈りを捧げるという聖書の話を連想したので命名した、と言われている。


CA-190 はやがてSierra Nevada の山々に向かって進み、左にアメリカ合衆国本土で最も高い山 Mount Whitney が見えてくる。高い頂きの横に尖った二つの岩が見えるのが特徴だ。標高は4418メートル、富士山より高い。どうしてこう日本人は高いものや美しいものを富士山と比較させたがるのだろう、とこれは私のことか。 


CA-190 が US-395 とぶつかるところに、地図ではOwens Lake と書いてある大きな湖があるのだが、実際にはほとんど干上がった白い平地である。最初雪かと思ったが、塩だ。塩っぱい。


そしてこの後、長い長いUS-395のドライブが始まるのだが、実は私はこの道がとても気に入ってしまった。Sierra Nevada の山々が実に美しいのだ。もちろん途中の町もそれなりに活気があったりおいしいBakery があったりで休憩も楽しかった。でも右の写真のように、ホント雄大で美しいのだ。






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