2012年8月30日木曜日

さようなら、Kaplan!

2009年5月29日

7月まではまだ時間はあるが、1年間学んだKaplanはこの日卒業した。実は頑張ったかいがあって、High Intermediate のクラスに合格した。もしこのまま続けて10週間いたらIVCに行ける。でも、窓から見た授業はそれほど魅力はなかったし、この年になって新たな目標も持てないので、安い他の語学学校へ通うことに決めた。後から考えると、たとえどんな教科であってもガレッジや大学へ行っておいた方がよかったと思う。語学学校の学生はアメリカでは正式な学生とは認められないので、学校を出ても何の特典もないのだ。若い人はもちろん自分でやりたいことがあるならかまわないが、そうでなければ、絶対進学を勧める。
このクラスがIntermediate、ジョディ先生のクラスだ。ジョディ先生の真剣なご指導で、もう一つ上のクラスがぎりぎりで受かった。ところがやっぱり私は日本人なのだ。進級を辞退した。バカだよね。でも私はその方がいいと思った。実は卒業の日、みんなの前でスピーチをするのだ。ところがHigh Intermediate にあがると上のグループでスピーチしなければならない。お世話になったジョディ先生や、アダム先生、スターリング先生の前でスピーチができない、これは仁義に反すると思った。仁義ねぇ。でも私は自分のスピーチの中で3人の先生に絶対お礼を言いたかった。だから進級を辞退した。やっぱり古い人間だと自分でも思う。3人の先生方のうれしそうな笑顔を忘れない。





Kaplanでなくても同じだが、やはり若い人はどんどん私を追い抜いて英語が上手になっていく。最初は自信のなさそうな子たちもすっかり自信を持って次の目標に向かう。やっぱり若さってうらやましいと思った。ところで上の写真に写っている男の子は韓国人だがとても優しいいい子だった。私より数ヶ月後に卒業するがその後兵役があるので帰国しなければならないという。日本では思いもしなかった現実に直面し、「そうだ、世界はまだいろいろなところで戦争や紛争があるんだ」と気づかされた。日本は武力を行使しないために、日本を含めた世界は平和なんだと錯覚している。日本の役割、世界での立ち位置はどこだろうと、考えさせられた。
いつか話したアダム・グリーン先生。私が一番長く教えていただいた先生だ。彼はサーファーで、朝4時に起き、サーフィンをした後、語学学校で英語を教え、終わったらまたビーチへ行ってサーフィンを楽しむ。車にはいつもサーフボードが載っている。ただ、この日はオートバイだったが。この先生と前にドジャー球場でお目にかかったのだ。このときはたとえ相手が先生でも私は日本を思いっきり応援した。





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